解いてはいけない問題

北辰テストの数学には「解いてはいけない問題」が毎回必ず1〜2問程度出題されます。私は塾講師として、これらの問題は「解かない方がいい」でも「解く必要がない」でもなく「解いてはいけない」と生徒たちに伝えています。

その「解いてはいけない問題」とは、一体どんな問題なのでしょう?
まず難易度が異常に高く、ほとんどの生徒が解くことができない問題。特に毎回一番最後に出題される問題などは、正答率が1%にも満たない、受験者1000人中の2、3人しか解けない超難問が出される傾向があります。私はこういう問題は、超難関校を目指している生徒であっても解けるようになる必要はないと考えています。
なぜなら、正解できる可能性が非常に低い超難問に多くの時間を取られるよりも、大問1の計算問題をもう一度やって取りこぼしを無くしたり、ケアレスミスがないかチェックした方がよっぽど有意義ですし、難問だからと言って配点が特別高いわけでもない(5〜6点)からです。

ちなみに過去のデータを見てみると、正答率が50%より高い問題を全て正解した場合、総得点は45〜50点程度となり、それだけで北辰偏差値は50を超えてきます。さらに、正答率50〜30%の問題4〜6問に正解できれば総得点は70点前後となり、北辰偏差値は60台に乗ってきます。

以上の理由により、私は北辰テスト数学の一番最後の問題などの超難問は「解いてはいけない問題」だと日頃から生徒たちに伝えており、このサイトにも基本的に解説動画はありません。

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